LE GRAND BLEU by カーサロータス

メルマガ連載☆たんたんの人生相談室 vol.2

naga こちらは皆さまより寄せられた質問にたんたんがお答えするページです。 Q. インナーチャイルドというのは、具体的にどのような状態の事でしょうか? インナーセルフとは違うのでしょうか? また、そのインナーチャイルドを癒すにはどうしたらいいのでしょうか? 自分でもできる方法があったら、教えてください。   A. インナーチャイルドとよばれている意識のエネルギーは、 どんな人の意識の奥底、潜在意識のなかにも存在している“幼い自分自身”のこと。 インナーセルフのエネルギーのなかに存在している誰もがもっている正直さ、素直さ、 情熱、好奇心、冒険心、やさしさ、純粋さ… そういった意識のおおもとにある意識のエネルギーです。 ですので、インナーチャイルドといわれて、そのエネルギーがそのままネガティブな ものであるわけではないので、そこは理解していてください。 ただ、乳幼児から思春期かけての期間において、まだ潜在意識と自我のつながりが 完全に成熟成長し安定していないデリケートな時期に、インナーセルフ自身に対して、 さまざまな過剰な抑圧や暴力、あるいは衝撃をうけてしまうと、 その意識の領域につよい傷が生じてしまいます。 その傷は一般的に精神的外傷・トラウマと呼ばれるものですが、 幼い頃から思春期にかけて受けたそれらの傷はインナーチャイルドのエネルギーに つよい衝撃や抑圧を与えてしまいます。 そのため、その傷は意識的に癒すことをしなければ一生、インナーチャイルドのなかの 傷として当事者である自分自身に潜在意識下から、断続的にさまざまな影響を与え続けていきます。 その傷の種類はさまざまですが、両親からのさまざまな抑圧、暴力が主たる原因であることが 多いため、その後の両親との関係性の問題にはじまり、父親から受け取る男性性への信頼、 母親から受け取る女性性への信頼が根本的に損なわれるため、 性的なコミュニケーション不全や、当事者が親になったときに起こる我が子へのさまざまな コミュニケーション不全へと引き継がれていきます。 さらに依存症、社会への不適合反応、自分自身への自傷的行動などへ現れることも 多々あります。 インナーチャイルドを癒すには、とても長い時間をかけた対応が必要です。 なにをすれば効果がある…といった即効的、対症療法的な方法はないとおもいます。 なにより、自分自身が自己のインナーチャイルドに対して自覚的になり、 自己愛を注ぎ込むことが大切です。 つまり、「大切にされなかった自分」「愛される価値がない自分」という強烈な自己愛の欠如、 与えられ、保護され、大切にされるべき両親に与えてもらえなかったわけですから、 その巨大な愛の欠落を他者や外側のモノ、コトで満たそうとしてしまう自分自身に、 「まず気付くことからスタート」することが大切です。 それから自分自身を愛せるさまざまな体験を通じて癒していくべき…だとわたし自身は考えています。 もちろん、世の中にはさまざまな考え方があり、インナーチャイルドに対する信念や考えた方、 対処法もさまざまななので、それぞれの人が自分自身にいちばん適合した方法、 アプローチをみつけることが重要です。 たんたん   ☆『LOTUS LOVE』では次号以降の質問も随時受け付けております☆ ※ 抽選での採用となります ※ すべてのご質問に個別には返信出来かねますのでご了承ください