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たんたんの ストレンジャー ザン パラダイス 32

~ 聖地をめぐるとても個人的な記憶 ~ Vol.32

台湾 縄文センチメンタルジャーニー  6

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スピリチュアルな世界にあたまのてっぺんからあしのつまさきまでどっぶり
浸かって13年。その間に訪れた、記憶に残っている無数の聖地での体験を
かなりいいかげんな旅の記憶でつづったエッセイ。

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前回からの続きです。

 

この原稿は、以前ブログに掲載した原稿をもとに
あらたな記憶とその後変化したわたしの視点での思いを
変更加筆しています。
ですから、すでにブログで読まている方も
あたらしい視点が加えられたとおもって
読んでくだされば幸いです。

台湾へ旅した一か月後にわたしは
富山県と新潟県の県境を流れる糸魚川の旅をしました。
このときの旅は、
まだ東京のマンション…
湯島…というより秋葉原・外神田のマンションに住んでいたころ、
クルマで都内から糸魚川へ二泊三日の奴奈川姫のルーツと
糸魚川産出の翡翠、姫川薬石を探すというテーマで
急に思いつくようにした出かけた旅でした。

その旅の最中、じつは糸魚川の旅を通して、
一か月前の台湾の旅がその序章であったことに気付きました。
なぜ、序章だったのか…その理由は…。

この年の台湾の旅で私の意図していた目的以外の収穫、
つまり先住民の情報、中国からの移民による
文化の変化変容を実感するという目的以外の発見は、
台北での鉱物のエネルギーとのつながりを感じたことでした。

台湾は日本と同様にとても温泉の多い島です。
島の各地に有名な温泉地があります。
首都である台北市にも有名な温泉があります。
それが北投温泉(新北投温泉)です。
その他、台北には陽明山にも温泉があり、
そちらは七年前に訪れてすばらしい温泉に入ったので、
今回は新北投温泉へ行ってみました。

新北投温泉。

この温泉は台湾が大日本帝国の植民地であった時代に
日本人によって開発された温泉街でまるで日本の温泉地によくある
温泉街を形成しており、有名な加賀屋もありました。
泉質はもう驚くほどのすばらしい泉質で
噂通りのかなりパワフルな温泉を堪能しました。

現在は新北投温泉と呼ばれていますが、もともとは
北投温泉という名前で台湾ではベイトウ ウェンチュエンと言います。
場所は台北市北投区。
温泉街の雰囲気をもつ台北郊外のリゾート地となっていて
泉質はなんと天然ラジウム泉。
硫黄の成分も多く、あたり一帯、硫黄の臭気が漂う場所なのです。

ウィキで調べると以下のような歴史を持っています。

“北投温泉は、明治16年(1894年)にドイツ人商人が発見したといわれている。1896年、
大阪商人平田源吾が北投で最初の温泉旅館「天狗庵」を開業した。
その後、日露戦争の際に日本軍傷病兵の療養所が作られ、それ以降、台湾有数の湯治場として知られるようになった。

1905年、日本人学者岡本要八郎によって北投石が発見される。
北投石は、微量のラジウムを含んだ湯の花が、
何千年もの歳月をかけて石灰化したもので、世界ではここと秋田県の玉川温泉でしか産出されない。
当地にある共同浴場瀧乃湯の前で発見された。
また同年、「湯守観音」を祀る「鉄真院」(現普済寺)が創建される。
1913年、北投温泉公共浴場(現北投温泉博物館)が落成し、北投公園も完成する。
戦前は、モダンな建物が立ち並ぶハイカラな温泉街として知られ、1923年には昭和天皇(当時は皇太子)も訪問した。
戦後、台湾が中華民国に帰属した後、中華民国政府は北投温泉を歓楽街として位置づけ、置屋の営業を認めた(公娼制度)。
この為、国の内外から売春目的で北投温泉を訪れる観光客が集まった。
しかし、公娼制度は1979年に廃止され、また、当時台北市長だった陳水扁(前任の中華民国総統)の健全化政策により、
北投温泉から置屋は消滅し、親子で楽しめるような観光地が復活した。
2010年、台湾でも人気の高い日本旅館「加賀屋」が「北投加賀屋」を開業した。”

亜熱帯の太陽が照りつける青空のもと、
私たちはこの大地のエネルギーのエッセンスともいえる
ラジウム温泉を堪能するために公共露天風呂へと向かいました。
もちろん露天風呂といってもここは公共の場所でしかも
中華文化圏です。
日本人の露天風呂に入る習慣はもともとない民族なので
当然、皆水着を着てに入浴します。

水着で入るラジウム露天温泉。

施設内の構成はいくつかの露天風呂が階段状に並んでいて、
亜熱帯特有の肌に突き刺さるような強い日差しの下で、
たくさんの台湾の人たちが温泉浴をしていました。
なかには温泉に浸かりながら、気功のようなことをしているおじいさんも数名いて、
やはりここは中華文化圏なのだと痛感しました。

さらに日本の露天風呂とはちがい
強い日差しの下での温泉浴。
かなりの体力を使います。

ところが、どういうわけか日差しで意識がぼやけていきながらも、
肉体的にはとても軽く元気になっていきます。
それだけこのあたりの場所のエネルギーは強いということなのでしょう。

入っているだけで身体がどんどん軽く元気になってくるのがわかります。
なるほど…おじいさんたちが目を閉じて瞑想しながら気のエネルギーを
回しているのも納得です。

そのせいもあって、私はこのあと、北投温泉で採取されている
自然のラジウムを放射する北投石のブレスレットを宿泊しているホテルの
スーベニアショップで購入しました。

そのブレスレットはいまでもたまに身につけています。

つけていると身体が疲れにくくなり、エネルギーが安定してくるのがわかるからです。
やはり北投温泉は、世界有数のパワースポットでした。

…でここで気付いたのは、
北投温泉はラジウム温泉。そしてそののちに赴いた糸魚川で産出される
有名な『姫川薬石』もラジウム鉱石。

姫川薬石を自宅のお風呂に投入すれば、
正真正銘のラジウム温泉になってしまいます。

そう…じつは台北の北投温泉で
すでに私は火山の姫君・奴奈川姫に呼ばれていたともいえるのです。

単に「台北で温泉入ってきたよ…」という
物見遊山レベルの話ではなかった…というわけです。

亜熱帯の真昼間、朦朧としながらも日本から遠く離れた台北でわざわざ
ラジウム温泉に入ったのは、

実はこのときすでに奴奈川姫の引力圏内に入っていた…
ということに気付いたわけです。

そして、今回訪れたもうひとつのパワースポット…

鉱物のエネルギーとのつながりを感じた場所…九フン。

ここは皆さんよく御存じの『千と千尋の神隠し』の舞台となった、

あの妖怪たちの集う街のモデルとなった場所。

その九フンでのは話はまた次回。

つづく

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